び×び

誘い




私はいま、美容室に来ている。



そう。

キャバを始めた時から伸ばしてきた前髪を切りに来たのだ。




重めに前髪を作ってもらった。








切ってもらってる間、少し直人さんのことを思い出した。



なんか。。思い出したら、もっと変えたくなった。




だから、追加でリタッチとトリートメントをお願いした。








担当の美容師は腕がいい。

だからいつもこの美容師さんにやってもらっている。




いつもの美容師が言った。



「なんですか愛梨さん〜。珍しい、恋なんかしちゃったんですかもしかして?」








言われた言葉にドキっときて、

美容師さんを叩いた。





『うるさい!そんなんじゃないわっ』








あー。ムナクソ悪いわ。









でも私、直人さんなんか思い出してトリートメントなんて、無駄金出したわ。


まぁ、髪ツヤツヤになったから、良しとするかな。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop