片恋。
「うん、私はいいんだ。優を幸せにしたいって、笑っていてほしいって、それが私の願いだったから…」
「華美…本当にごめ「あやまんないでよっ…」
いつかこういうときが来るって、自分から導いたのに。
さみしくて。
最後に、もう1度、告白させて…。
「優のことが、ずっと好きでした…」
「うん」
「優のことが、大好きで、大好きで…心ちゃんっていう彼女ができた時は、すごく、つらかった…。なんで、私のほうが、優のことなんでもわかってるのに、なんで隣にいるのは私じゃないんだろうって」
「そっか」
「優が、私の初恋です…」
「ありがとう。俺のことを好きになってくれて、ありがとう」
「うああぁっ…」
優の優しい声が、夜空に響いた。
優、大好きでした。
…ーーーーーーーーーー。