森の迷いグマ
急な坂道も、高い橋も、全然怖くなくなりました。クマさんが優しく励ましてくれたおかげです。
それにクマさんはとても強く、狂暴な狼達をも追い払ってしまうぐらいでした。
クマさんは自分でも驚いていました。
『僕……戦ったこともないのに、自然と体が動くんだ』
『もしかして……記憶がなくなる前は、強いクマさんだったのかな』
『そうかもしれない。
記憶がなくても、きっと、君を守りたいと思う気持ちが、僕のチカラを引き出しているのかもしれないね』
女の子には、それがすごく照れくさく感じました。
気づけば女の子は、強くて優しいクマさんに恋をしていました。
それにクマさんはとても強く、狂暴な狼達をも追い払ってしまうぐらいでした。
クマさんは自分でも驚いていました。
『僕……戦ったこともないのに、自然と体が動くんだ』
『もしかして……記憶がなくなる前は、強いクマさんだったのかな』
『そうかもしれない。
記憶がなくても、きっと、君を守りたいと思う気持ちが、僕のチカラを引き出しているのかもしれないね』
女の子には、それがすごく照れくさく感じました。
気づけば女の子は、強くて優しいクマさんに恋をしていました。