森の迷いグマ
 次の日。

 女の子は、今日も森へと入っていきました。

 すると、また茂みの奥からあのクマさんが。

 今度は、優しいクマさんだとわかっているので、女の子は怖がらずに近づきました。

『クマさん。昨日は帽子を拾ってくれて、どうもありがとう』

 女の子がお礼を言うと、クマさんはうれしそうに笑いました。

 それを見た女の子も、うれしくなって一緒に笑いました。
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