貴方の1冊になりたい詩集
鉛筆
「鉛筆」


鉛筆は

削るたび

体がどんどん短くなる

そしていつか

削れなくなって

ゴミ箱に捨てられるんだ

でも私達は

どんどん体が大きくなるから

ゴミ箱に捨てられる

心配はない

そう思うと

本当によかった

人間として生まれて
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