【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
あいつに『今まで、ママは血の繋がらないあんたを育ててあげてたんだから、私の言うことを聞きなさいよ』と言われ、仕方なく従っていた。
あいつが好きな男の彼女を寝取って、捨てたり。
オーデションに合格するため、その映画やドラマの監督と枕営業をしたり、まぁ、監督が男だった時はさすがにやめたけど。
姫王の姫が狭蘭を裏切ったと思わせるため、あの音声を用意したり。
こんなの恩を返すと言わないと思う。
あの女は俺を道具としか思ってない。
だから、もうあいつの言いなりになるのはやめようと決めた。
そして、縁を切ると…。
だって俺は…好きになってしまったから…××を…。