【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
「あーちゃん…本当に…!?
あの…愛華…本当にごめんね!
今更言っても遅いかもしれない…っでも!
あの後よく考えたんだ。
あーちゃんはそんなことするはずないって!
それにね、あいつ…真由の本性を見てしまった。
蓮司たちに話しても信じてくれなくて…。
あーちゃんは悪くないのに…酷いこと言って傷つけてごめん!
気がすむまで殴って!
その痛み以上にあーちゃんは傷ついたんだもん、そのくらいいいよ」
翔…私の為に泣いてくれてありがとう…。
「じゃあ、遠慮なく…。」
ーペチンッ
私は翔のおでこに軽くデコピンした。
許すもなにも、信じてくれたこと自体が嬉しいんだよ…。
「翔、信じてくれてありがとう…
私、もう一度信じてみてもいいかな?
流喜と翔を…」
「もちろんだよ…愛華…」
「あーちゃん…うわぁぁぁ!」
翔は私の胸の中で泣き出した。
ありがとう…本当に…。
翔は仲間のはず…なのに、なんで信じなかったんだろう蓮司たちは…。
そのせいで、翔も流喜も傷ついたはずだ。
許さないよ…?
蓮司、謙太、千景、、、真由…。