【完】喋れない可憐な華~番外編追加~

お父さんお母さん…皆。


私のあの頃より少しは成長できたよね?


「愛華…」


後ろから声がして、振り返ると悠之介が立っていた。

走って追いかけてきたのだろうか息が切れている。


「どちらさまですか?」


私は微笑みながら言った。


冷たい…よね。

本当にごめん。

今更距離をおいても遅いかもしれない。

遅くても距離置いて、傷つけないように…。


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