【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
「斗愛!
なんで私なんか庇ったのよ!」
腹部の痛みをこらえながら私は斗愛を抱き寄せた。
「当たり前だろ…?
仲間を守る事が俺の役目だから。
この前の言葉だけじゃ信じてもらえないと思って…俺は…ここを潰そ…うと…おもっ…た…」
斗愛は最後に微笑み意識を手放した。
嘘だよね…斗愛…。
誰が早く!
「たす…け…てよ…」
意識が遠のく瞬間微かに足音が聞こえた。
誰が早く…斗愛を助けて…。