【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
大切な居場所
翔の安全運転で学校に着き、校内へ入った。
「千景君!おはよう!!!♡」
「翔くぅーん!おはよぉ♡」
挟蘭の皆は、イケメンの部類に入るため、当たり前だが女子たちに騒がれる。
千景と翔は明るく「おはよー」と返してる。
一方私と蓮司は…
「赤塚さんおはようございます!!」
「蓮司様おはようございます♡」
「…ちっ…」
私は小さくお辞儀をする。
蓮司は冷たく睨んで舌打ちのみ…。
まぁ、朝弱いからね…。
なぜ、私にも挨拶をしてくるのかというと、挟蘭のみんなに気に入られようと必死なのだ…。