生きる。
両親もドナーに喜んでいたのもあり、
私は移植することになった。
そのことをすぐに手紙で美波に報告。
"由茉、がんばって。
生きて。"
返事の手紙はそれだけしか書いてなかった。
その時、私は改めて思った。
美波の体調は刻々と悪くなってきていると。
私はそれから移植手術を行った。
術後は痛みやだるさ、発熱などがあったものの
拒否反応などはなく、第一関門を突破した。
それからも美波との手紙は続くものの
お互い体のこともあって短文が続いた。
術後3ヶ月ほどたち、私のリハビリも進み、
私は久しぶりに長い長い手紙を美波に書いた。
だけど美波からの返事はなかったー