生きる。
「ねぇ、俺疲れたんだけど…」
しばらく歩いた頃、哉斗が言った。
もうすぐクラスの店番がある私たちは
資料室へ逃げた。
「あー…疲れた~
こんな状態が1日続くとか無理なんだけどー!!」
まだ始まって30分、哉斗は嘆いていた。
「哉斗と爽、愛想を振り撒くわりに
黒いオーラすごかったもんね…。」
「そういや今日の告白大会どうすんの?」
純が言った。
「………告白大会?」
「あ、由茉知らないのか。
12時から体育館でやるんだよ。
告白される側は人気投票できまんの。
3人までって決まってる。
告白する側は一人にたいして10人までで
多かった場合は抽選ってなんの。
去年は湊と爽と哉斗だったんだよ。
だから全員玉砕。
でも実際付き合った人たちもいるらしい。」