生きる。
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「由茉、由茉!」
「……ん…?」
「起きたか?
あと1時間以内に出発する。」
「んー…おはよ、湊。」
「おはよ。早く支度しろよ?」
そう言って湊は出ていった。
私はすっぴんのまま、髪の毛だけ整えて
いつもの部屋へ戻った。
「おはよー」
私が部屋にいくとみんな元気なままだった。
「みんな起きてたの?
元気だね。」
「俺らは慣れてるからね。」
そう言う哉斗。
「はい、由茉。紅茶。」
「ありがと、爽。」
「やっぱり由茉ちゃんは
化粧しなくてもかわいいね!」
「ありがと、哉斗。」
「幼くなるよな。」
「颯、それはほめてるの?」
「ほめてる。」
「ならありがと。」
しばらくして私たちは下へ降りた。