生きる。
「今日はここで解散。
好きなときに帰っていいぞ。」
湊はそう言うと私の手を取り歩き出した。
もちろん、後ろにはいつもの3人も。
そのあとは私の希望で絵馬を奉納。
私の強い願いは1つだけ。
"今年も健康で生きたい。
命をありがとう。"
なにをするにも初めてな私は
楽しくて仕方なかった。
「大きな子供みたいだな」なんて
颯には言われたけど、その通りだなと思って
「確かに。」なんて答えてしまった。
私たちはそのあと帰宅した。
湊に家まで送ってもらい、
「起きたら連絡しろよ?迎え来る。」
「今日は湊が?」
「これから来れるときは俺が来る。」
それがすごく嬉しくて笑ってしまった。
「ゆっくり寝ろよ?」
湊はそう言うと私にキスをして帰っていった。
うはー…幸せすぎる…。
私は幸せに浸りながら家にはいった。