生きる。
「湊、こいつは三浦晴輝。
俺の弟で、如月の総長だ。
俺はもう引退したけどな、
晴輝の前に総長をしていた。
寂しがり屋なお前に居場所をやる。
ここにいれば強くなる。
俺がお前を強くする。
如月に入れ。」
…………暴走族、か。
「ここに入ればお前は寂しくねーよ。
もちろん爽も哉斗も入れ。
お前らも才能あるよ。
どうする。」
「…………入ります。」
俺は入る覚悟をした。
三浦一輝。
俺はこの男を信じたくなった。
俺のことをちゃんと見てくれる。
そう思った。