生きる。
「湊?どうしたの?」
「迎えにきた。」
私服姿を見るのは初めてだった。
イケメンの上にセンスもいいなんて……
女子が放っておかないね……
なんて一人で考えていたけど……
「え、迎え?なんで?」
「由茉に一人で出掛けられても困るし。
どこか行きたいときは迎え呼んでほしいけど
連絡先知らないからな。
だから出掛ける前にと思って迎えにきた。」
「あ、そうですか…」
「早く支度しろ。出掛けるぞ。」
「え?あ、はい!」