生きる。





そのあとすぐ溜まり場へ行き、

21時くらいに帰宅した。



「湊様、夕方に三浦由茉という方が尋ねられました。」



使用人が言った。



「ふーん。」


どうでもよかった。


どうせ追っかけだろ、くだらねー。

っていうか女って物好きだよな。

わざわざ俺なんか追いかけ回して。



その翌日……

今度は母さんに言われた。



「夕方、三浦由茉っていう子が来たわよ。

桜ヶ丘高校の制服を着ていたから、

同じ高校に通ってること教えてあげたら

驚いて帰っていったわ。

明日クラスに行くって。」


へー……同じ学校だったって知らなかったのかよ。


追っかけなのに?珍しいな。



つーかクラスに来んのかよ、だる。




「はいはい。」




母さんに適当に返事をし、部屋へ戻った。



< 97 / 514 >

この作品をシェア

pagetop