生きる。
そのあとすぐ溜まり場へ行き、
21時くらいに帰宅した。
「湊様、夕方に三浦由茉という方が尋ねられました。」
使用人が言った。
「ふーん。」
どうでもよかった。
どうせ追っかけだろ、くだらねー。
っていうか女って物好きだよな。
わざわざ俺なんか追いかけ回して。
その翌日……
今度は母さんに言われた。
「夕方、三浦由茉っていう子が来たわよ。
桜ヶ丘高校の制服を着ていたから、
同じ高校に通ってること教えてあげたら
驚いて帰っていったわ。
明日クラスに行くって。」
へー……同じ学校だったって知らなかったのかよ。
追っかけなのに?珍しいな。
つーかクラスに来んのかよ、だる。
「はいはい。」
母さんに適当に返事をし、部屋へ戻った。