レンアイ関係の憂鬱
無表情のレンが、ちょっと眉毛を下げた。
……あ、なんか困ってるっぽい。
他の人はレンの微妙な表情の違いに気づかないが、さすがに幼馴染みとでもなると、
そーゆーのも分かる。
長年の付き合いだしね。
「実行委員……いつの間にかなってた。俺1人じゃなんかやだ」
語尾を不安げに揺らして。
いつの間にか……って。
どーせぼけっとしてたんでしょ。
「なんかやだって言われてもねぇ……レンのペースにあたしを巻き込むな」
……なーんて。