レンアイ関係の憂鬱






会議室には、もう結構人が集まっていて騒がしかった。



あたしと同じクラスの真島くんは、意外にも先に来ていて。びっくりした。

もっと遅れるタイプだと思ってたんだけど……。



そんなこんなで、今日の集まりは『芸術鑑賞会オリエンテーション』的なこと。




自己紹介や目標や準備やなんやかんやで、あっという間に下校時刻。





「ありがとーございましたぁー」




終わりの挨拶をして、帰る支度。




「……アイ、帰ろ」



もう準備が終わったのか、レンが話しかけてきた。



あたしも急いで準備をおわすと、昇降口まで行き、靴を履き替える。



外に出ると、もう真っ暗だった。












< 20 / 139 >

この作品をシェア

pagetop