レンアイ関係の憂鬱
「レン、眠い……」
放課後はやっぱり睡魔に襲われる。
隣にいて、芸術鑑賞会のセットか何かを作っているレンにもたれた。
すると会議室の中にどよめきが広がって。
どーしたものかと、もたれていたレンの肩を離れる。
だが、それはレンの大きな手によって妨げられた。
頭をおされて、またもやレンの肩へ。
「いーの……そのままアイは俺の肩にもたれてて」
いつになく表情が険しい。
え、ホントにいいの?
まぁ、いいならもちろん遠慮なく。
ぽすっと頭をくっつけた。