明日へのヒカリ


未だに“?”を飛ばしている私を見て、優太は顔を真っ赤にさせた。

そして、消え入りそうな声で、


「俺、由希のこと、好きって言ったんだけど……」


それを聞いた私は、優太と同じように顔を赤くさせた。


「っていうか、俺……由希に告白したの、これで3回目なんだけど」


そう言った後、「しかも、全部返事返してくれてない」と、拗ねたように言ってきた。


「え、いや……その……。どうしたらいいか分かんなくて……」


私がそう言うと、優太は、「で?」と言う。


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