明日へのヒカリ


優太につられて、顔が赤くなった私は、優太から、目を逸らした。

チラリと優太を見ると、優太は口に手を当てて「夢じゃないんだ……」と、呟いている。


嬉しそうにしている優太を見ていると、私まで嬉しくなってしまう。


私が優太を見て、笑っていると、優太がこちらに向いた。


「やっと手に入った……」


そう言って優太は、私のことを思い切り抱きしめた。


「ちょ、ゆ、優太!?」

「ずっと、夢だった。やっと……」


そう言って優太は、ギュッと腕に力を込めた。


< 192 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop