明日へのヒカリ
優太につられて、顔が赤くなった私は、優太から、目を逸らした。
チラリと優太を見ると、優太は口に手を当てて「夢じゃないんだ……」と、呟いている。
嬉しそうにしている優太を見ていると、私まで嬉しくなってしまう。
私が優太を見て、笑っていると、優太がこちらに向いた。
「やっと手に入った……」
そう言って優太は、私のことを思い切り抱きしめた。
「ちょ、ゆ、優太!?」
「ずっと、夢だった。やっと……」
そう言って優太は、ギュッと腕に力を込めた。