明日へのヒカリ


優太の前を通りすぎている女の人達が、頬を赤らめたり、ボソボソと何かを呟いたりしている。


モヤモヤとしたものが、心に渦巻く。


私は少しだけムッとしながらも、何事もなかったかのように、優太に声を掛けた。

……はず……、だったのだが……。


「ヘイ、ソーリー!」


……と、謎は言葉を発してしまったのだった……。


ヘイ、ソーリーってなんだよ!

こんにちは、ごめん! って、明らかにふざけてるじゃん……!!

なんで、よりにもよって、出てきた言葉がこれなの!?


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