明日へのヒカリ


それを聞いた私は、驚く。

その水族館はかなり人気で、チケットの予約が何ヶ月も先になることもあるらしいのだ。

しかも、なんかよく分かんないけど、ちょっと高い。

……お値段が。


「チケットとか……」


大丈夫なの? と、聞こうとする私に、優太は、2枚の紙を見せてきた。


「うっわー! 本物だー!!」

「本物じゃなかったら何があるの」


そう言いながら優太は笑った。


「でもこれ、チケット入手するの、かなり大変だったんじゃない?」


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