明日へのヒカリ


私がそう聞くと、優太は「んー、大変……では、なかった……かな……?」と、曖昧に言った。


「えー、どーいうことー?」


私達は、歩きながら話す。


「今日、水族館に行くって、由希が呟いた時から俺の中で決めてたんだよ。だから、この日に行けるようにチケットの予約を取っただけだから」


と、そんなことを言った。


「でも私がそれを言ったのって……」

「うん、何ヶ月か前だね」

「えっ、そんな前から予約してたのっ!?」


驚いている私に、ニコニコ笑顔な優太。


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