明日へのヒカリ


「え、どうして?」


私がそう聞くものの、一切答えようとしない。

気まずい沈黙。


そんな空気を変えようと、私は話題を変えた。


「そ、そういえば、私、優太の誕生日知らないなー。優太、誕生日いつなの? ほら、私の時、祝ってくれたでしょ? 私も、優太の誕生日、お祝いしたいなー」


私がそう言うと、優太は口を開いた。


「俺の誕生日、12月25日」


……。

あぁぁああああっ!!!

これ絶対、触れたらマズイ話だぁぁああ!!


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