明日へのヒカリ
「優太は、何もしてないじゃん!」
私がそう言うと、優太は首を横に振った。
「何したの? 何もしてないでしょ?」
私がそう言うと、優太は言う。
「もう、何もしてあげれないから……」
「私は、別になにか特別なことをして欲しいわけじゃない。ただ、一緒にいられれば……」
それだけでいいんだよ?
私がそれを言う前に、優太はコクリと頷いた。
「それくらい、分かってる。由希は、そういう人だから……」
「じゃあ、どうして?」