明日へのヒカリ
優太の体を揺さぶるが、全く反応がない。
「優太……、優太……!」
私は、そう呼びかけながら優太を揺さぶり続けた。
そこでふと、既視感を覚えた。
この光景……、どこかで……
私が思い出そうとすると、これまでにないくらいの激痛が頭に走った。
ヤバイ……、意識が……。
「あぁ、……っ、く……っ!!」
私が最後に見たのは、私と優太を取り囲む人。
「だ、誰か救急車を!!」
そこで、私の意識はプツリと切れた。