明日へのヒカリ
私がそう言うと、「それ、皆に言われる」と、ニコニコ笑った。
「ところで……」
私がそこまで言うと、美涼姉ちゃんは察したのか、「こっちにおいで」と、手招きをした。
私は、美涼姉ちゃんのところへと、ゆっくり歩いて行く。
美涼姉ちゃんのところへ行くと……
「……優太……」
ベッドに横たわったまま、酸素マスクをさせられて、固く目を閉じた優太がそこには居た。
「まだ……、起きてくれなくて……」
そう言った美涼姉ちゃんの顔は、とても辛そうな顔で……。
「美涼姉ちゃん」
「ん?」