明日へのヒカリ
「私、優太が何かしてくれるから好きなんじゃない」
「うん」
「私、何もしてくれなくていい。ただ、一緒にいたいだけなの」
美涼姉ちゃんは、ゆっくりと相槌を打ってくれる。
「本当に、本当に……。なにも特別なことなんて望んでないのに……。それでも、ダメなのかな……?」
私がそう言ったところで、美涼姉ちゃんは、私の頭をそっと撫でた。
「由希ちゃん。その気持ち、全部本人にぶつけちゃいなさい」
「……え?」
私が、どういうことなのかと疑問に思った時、「目が覚めたみたい」と、言った。