明日へのヒカリ


そう決めると、私は優太の頬に手を添えた。


「大好きだよ」


そう言って私は、額に触れるか触れないかのキスを落とす。

手をそっと離して、私は静かに部屋を出たのだった。


部屋へと戻ると、美咲が待ちくたびれたかのように、「遅いよ」と文句を言ってきた。


「めちゃくちゃ、暇だったんですけどー」


その言葉に、「あれ? そういえば、純平くんは?」そう聞くと、「純平は部活〜」と言った。


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