明日へのヒカリ


「えー、いいじゃんかー」

「分かんないよー?」


と、二人で言い合いをしながら歩いて行ったのだった。


……結局……


「えぇっ、帰ってもいいの!?」


先に帰っててもいいと言ったのに、なんだかんだで待ってくれていた美咲が、そんな風に、大きな声を出した。


「うん。はじめは、やっぱり反対されたんだけど、特に異常も無いっぽいし、入院する必要ないじゃん?」

「いや、そうかもしれないけど……」


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