明日へのヒカリ
私は、美涼姉ちゃんにお礼を言ったあと、すぐに病院へと戻った。
一刻も早く、優太に伝えるために……。
私は、小走りになりながら優太の部屋へと戻っていた。
すると――……
ドンッ
「わっ!」
人にぶつかってしまい、私は尻餅をついた。
私はすぐさま立ち上がって、「すみませんでしたっ」と、頭を下げながら言う。
すると、頭の上から声が聞こえてきた。
「君は優太の……」
私は、そこまで聞こえて、パッと頭を上げた。
「あの、どうして優太を……?」