明日へのヒカリ
私がそう言うと、優太は慌てる。
「なっ! だ、大丈夫だから!!」
「え、私まだ何も言ってな‥‥」
「と、とにかく! 早く整理、終わらせよ!」
「‥‥う、うん‥‥」
優太の顔が赤い理由とかいまいち分かっていないが、他の委員会の子たちは、
仕事を終えてもう居なかったため、
私たちも、急いで終わらせたのだった。
そして、優太と私の過去について、悶々と考えいると、いつの間にやら日曜日で‥‥‥
‥‥‥来ちゃいました。
「ごめんね、今姉ちゃん買い物行ってるんだ。
適当に、そこら辺に座っててくれる?
飲み物とか取ってくるから」
「うん‥‥。ありがとう‥‥‥」
私がそう返事をすると、優太はにっこり笑って部屋から出ていった。
私は言われた通りに、ミニテーブルが置かれているところへ座った。
今私がいるのは、優太の部屋に当たるところである。
「‥‥‥綺麗な部屋‥‥」
大きな本棚があり、そこにはビッシリと本が並べられている。
しかし、カーテンやベッドのシーツなどが白や水色など、濃くない色でまとめられていてサッパリした部屋である。
観葉植物も置かれていて、すごく居心地の良い部屋だ。
無駄のない部屋とは、この部屋の事だろう。
しかもここは2階で、日当たりも凄くいい。