明日へのヒカリ
私が真っ赤になりながらそう言うと、優太は軽くごめんごめん、と言いながら、目に溜まっていた涙を拭った。
「そんなに笑わなくてもいいのに‥‥‥」
私が拗ねたようにそう言うと、優太がじっとこっちを見てきた。
「な、なに?」
私が引き気味をそう言うと、やっと優太は口を開いた。
「由希‥‥‥」
「‥‥‥?」
「昔の時に比べて、美人になったね」
そう、何事もなかったかのように言った。
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥? どうしたの?」
私の目の前で、優太は首を傾げている。
そして、私を見た優太が私に言った一言。
「由希、顔が真っ赤だよ?」
そう、只今お顔まっかっか警報発令中である。