明日へのヒカリ


○○○


「んー、三神くんの席は‥‥‥」


みっちー先生が、教室をぐるりと見回した。

女子たちはソワソワしている。

‥‥‥というよりも、目が、ランランと輝いている。


三神くんは、かっこいい。

まぁ、俗にいうイケメンというやつだ。


だからだろうか。

三神くんが教室に入ってきてから、女子たちがずっとソワソワしている。

そんな中‥‥‥


「みっちー先生ー?」


私の目の前の美咲が、手を挙げてみっちー先生を呼んだのだった。


‥‥‥なんだろう‥‥‥。

イヤな予感がする‥‥っていうよりも、イヤな予感しかしない‥‥‥。


「あら、美咲さんどうしたの?」


みっちー先生は、不思議そうに首を傾げた。


みっちー先生、かわいい顔してる。

だからかな?

首を傾げる動作も、すべてが可愛く見えてしまうのは‥‥‥。


そんなことを考えているときだ。

美咲が爆弾を投下しやがったのは‥‥‥。


< 9 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop