明日へのヒカリ


「だから‥‥、
あいつに、佐伯にキスされたの見て‥‥
‥‥‥俺‥‥」


そこまで言った優太はハッとして、


「ご、ごめん。
由希にこんなこと言ってもダメだよね」


そう言って眉をしかめて笑う。


「俺と由希は、別になんの関係もないもんね」


その言葉に私の心はズキッと痛む。


「そんな事ない。‥‥‥そんな事ないよ」


私がそう言うと、優太は切なく笑う。


「‥‥イヤなら‥‥抵抗して」


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