明日へのヒカリ


待ち合わせの喫茶店へと向かうべく、私は一人、足を進めた。

ふと、反対側の歩道を見てみる。


‥‥‥あれ?


「‥‥優太っ! ‥‥‥と、女の人?」


そう。優太の隣には、フワフワした感じのすごく可愛らしい人。

二人は楽しそうに話ながらどこかへと歩いていってしまった。


「‥‥‥あの人‥‥誰だろ?」


‥‥‥まさか‥‥


私は、嫌な考えを振りほどくように、美涼姉ちゃんとの待ち合わせ場所に向かって、さっきよりも速く足を進ませたのだった‥‥‥。


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