明日へのヒカリ
‥‥‥でも‥‥すごく仲良さそうだったし‥‥‥。
私が一人、悶々と考えていると、美涼姉ちゃんは、気を利かせてくれたのか、手をパンッ! と、軽く叩いてこう言った。
「よしっ! もうそろそろご飯の時間だしっ!
由希ちゃん! 帰ってご飯作ろっか!」
「‥‥‥え?」
私が一人、ポカーンとしていると、美涼姉ちゃんは、隣に座っていた陸斗くんと海斗くんに、「二人とも、お腹空いたよね?」と、ニコニコしながら問うた。
陸斗くんが、「うんっ!」と、元気よく返事をしたのを見て、海斗くんを見る。
すると海斗くんは、何も言わずに、美涼姉ちゃんを見上げると、コクリと頷いたのだった。
「よしっ! 家に帰ろうか!」