俺の夢【ぎじプリ】
今日は午前中は事務処理をして、午後から営業の山田さんと取引先へ打ち合わせに出かける事になっているはずだから、せめて会社にいる間だけでも暖かくして心地よく仕事をして欲しい。

でも、本当は少しでも俺の側にいることを居心地良く思って貰いたいという下心もある。

そうすれば少しでも長く彼女と一緒に居られるからだ。

彼女が心地よく居られる為ならば俺はどんな努力も惜しまない。

先日も、彼女の小さくて可愛いお尻が痛くならないように低反発のクッションだって用意した。

もちろん彼女の大好きなピンク色をチョイスする事も忘れていない。


「とっても可愛いクッションありがとう。こんなに座りごごちがいいのは初めて」


そう言って微笑んだ彼女の可愛さったら無かった。

彼女のお尻をふんわりと包んであげられる低反発クッションに思わず嫉妬してしまったぐらいだ。

彼女のどんな初めても俺が与えてあげられたらいい。

だけど、そんな俺の可愛い彼女は当然のごとくもてる。

こんなに優しく微笑んでくれるのは俺にだけだと思いたかったが、優しい彼女は俺以外にもみんなに優しい。
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