俺の夢【ぎじプリ】
そんな俺の人生の全ては彼女の為にあると言っても過言ではない。

可愛い彼女の為ならば、俺はなんだってできる。

彼女に愛して貰う為ならば、俺はどんな事だってする。

彼女と離れないための努力はいくらでも惜しまない。

本当はいつだって冷え性な彼女の脚をマッサージしてあげたいと思っているし、小さくて桃のような可愛らしいお尻を揉みほぐしてあげたいと常に思っている。

今後は彼女の華奢な腰が痛くならないように、とびきり柔らかな背当てクッションだって用意するつもりだ。

彼女の細い腕が痛くならないように、上等な肘掛けだって付けてあげたい。

まだ今は何の特技も持たないつまらない平凡な俺だけど、

このフロアの中ではその他大勢に埋もれてしまうようなちっぽけな俺だけど、

ピンクのクッションがなければ彼女のものだと見分けのつかない俺だけど、

彼女の為ならば、きっと何だって出来る。

彼女の為ならば、きっと何にだってなれる。

信じ続ければ何にだってなれる。
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