悲しみに、こんにちは4


俺は信じられなかった。
あの姉貴が泣いたのだ。

もっと早く気づくべきだった。
あの姉貴があの男を家に呼んだ。


ありえない。
5人同時に付き合うような女が
自分のプライベートゾーンを見せたりしないのだ。

そんな簡単に、特別な男を作ったりしないのだ。
そんなことをすれば、すぐにボロが出てしまう。




そのリスクを犯してまで
姉貴はあの男に近づきたかったのだ。
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