知らない貴方と、蜜月旅行
変なこと言わないでよね、久未ったら。そんな急に意識するなんて、ないよ。そんな単純な脳じゃないよ、私。
「それにしてもさ、ほじくり返すわけじゃないけど、亮太くん最低だね」
「……うん」
「108本の花だっけ?渡してプロポーズしといて、こっちのテンションMAXにさせといて、いなくなるなんて!あー、なんかイライラしてきた」
「久未…」
久未はテーブルをバンッ!と叩いて、頬を膨らませた。人の恋愛で怒れるのって、友達くらいだよね。でも、こんなに怒るのは久未くらいだったりして。
「だいたいさ、いなくなるってなに?!逃げるって一番卑怯だと思わない?!どんな事情があっても、逃げるなんて一番最低!」
「うん……久未、なんか私もイライラしてきた…」
久未の言葉聞いてたら、なんだか私までイライラしてきた。本当、逃げるなんて一番卑怯だよね…。好きな人が出来たなら、そう言えばいいのに。それが理由なのかは、分からないけど。
「でしょ?もうさ、亮太くんなんか忘れちゃいな!」
「…うん、頑張ってみるよ」
「じゃあ、この話はおしまい!ブリーズ行くまでさ、沖縄の話聞かせてよ!」
「あ、うん。写真も撮ってきたよ、ほら」
写真と言っても、海しか行ってないんだけど…。あとは部屋の写真とか、ホテルの写真とか、式場の写真とかだけど。
「あ、このベッドのお花可愛い!」
「でしょ?なのに、吏仁ったら全然感動しないの」
「まぁ、男の人はねぇ…」
やっぱり女子は分かってくれるんだ!絶対綺麗だもん、この散りばめられた花びらの感じ!久未と行きたかったなぁ。…なんて。
「でさぁ、ヤったの?」
「は?」
「それにしてもさ、ほじくり返すわけじゃないけど、亮太くん最低だね」
「……うん」
「108本の花だっけ?渡してプロポーズしといて、こっちのテンションMAXにさせといて、いなくなるなんて!あー、なんかイライラしてきた」
「久未…」
久未はテーブルをバンッ!と叩いて、頬を膨らませた。人の恋愛で怒れるのって、友達くらいだよね。でも、こんなに怒るのは久未くらいだったりして。
「だいたいさ、いなくなるってなに?!逃げるって一番卑怯だと思わない?!どんな事情があっても、逃げるなんて一番最低!」
「うん……久未、なんか私もイライラしてきた…」
久未の言葉聞いてたら、なんだか私までイライラしてきた。本当、逃げるなんて一番卑怯だよね…。好きな人が出来たなら、そう言えばいいのに。それが理由なのかは、分からないけど。
「でしょ?もうさ、亮太くんなんか忘れちゃいな!」
「…うん、頑張ってみるよ」
「じゃあ、この話はおしまい!ブリーズ行くまでさ、沖縄の話聞かせてよ!」
「あ、うん。写真も撮ってきたよ、ほら」
写真と言っても、海しか行ってないんだけど…。あとは部屋の写真とか、ホテルの写真とか、式場の写真とかだけど。
「あ、このベッドのお花可愛い!」
「でしょ?なのに、吏仁ったら全然感動しないの」
「まぁ、男の人はねぇ…」
やっぱり女子は分かってくれるんだ!絶対綺麗だもん、この散りばめられた花びらの感じ!久未と行きたかったなぁ。…なんて。
「でさぁ、ヤったの?」
「は?」