知らない貴方と、蜜月旅行
「お前、拭けよ」
「り、吏仁がビックリさせるから悪いんじゃん!」
「人のせいにすんな」
「……むぅ」
なによなによ!人のせいにすんなとかさ!どう考えたって、吏仁が悪いじゃんか!……そう思いながらも、ティッシュで飛び散ったカレーを拭いた。
「ねぇ…電話ってさ」
「あぁ、陽悟だ。多分、オヤジから聞いたんだろ」
「え?どういうこと…?」
お父様から、なんで連絡がいくの?全然、わかんない。〝?〟で、いっぱいの私に吏仁は、こう答えた。
「俺たちの会社の社長が、オヤジだから」
「ん?吏仁たちの会社の社長が、お父様…?え?社長?……えぇーーっ!?」
「うっせぇよ」
なんてことだ…。あのお父様が、社長さんだったなんて…。あぁ、だから家大きかったのか…。なんでそこに気付かなかったんだ、私のバカ!
「え、待って!じゃあ、吏仁が洋服とか金額関係なく買ってくれたのって、お父様のお金とか…?」
「バカか。んなわけあるか!」
そんなに目くじら立てて怒らなくても…。だって、金額関係なく買うんだもん。で、聞いたらお父様が社長さんじゃない?そりゃあ、バカ息子だと思っちゃうじゃんね。
「じゃあ、なんで吏仁は金額関係なく買ってくれたの…?吏仁は何者…?」
「何者ってな…。俺はただ数店舗あるうちの一つを任されてるだけだっつーの」
「それって、店長的な…?」
「あぁ、そんな感じだな」
そっか。そういうことか。てか、吏仁ってなんの仕事してるんだろう?思えば私、なにも知らないよね。って、昨日会ったばかりなんだから当たり前なんだけどさ。
「り、吏仁がビックリさせるから悪いんじゃん!」
「人のせいにすんな」
「……むぅ」
なによなによ!人のせいにすんなとかさ!どう考えたって、吏仁が悪いじゃんか!……そう思いながらも、ティッシュで飛び散ったカレーを拭いた。
「ねぇ…電話ってさ」
「あぁ、陽悟だ。多分、オヤジから聞いたんだろ」
「え?どういうこと…?」
お父様から、なんで連絡がいくの?全然、わかんない。〝?〟で、いっぱいの私に吏仁は、こう答えた。
「俺たちの会社の社長が、オヤジだから」
「ん?吏仁たちの会社の社長が、お父様…?え?社長?……えぇーーっ!?」
「うっせぇよ」
なんてことだ…。あのお父様が、社長さんだったなんて…。あぁ、だから家大きかったのか…。なんでそこに気付かなかったんだ、私のバカ!
「え、待って!じゃあ、吏仁が洋服とか金額関係なく買ってくれたのって、お父様のお金とか…?」
「バカか。んなわけあるか!」
そんなに目くじら立てて怒らなくても…。だって、金額関係なく買うんだもん。で、聞いたらお父様が社長さんじゃない?そりゃあ、バカ息子だと思っちゃうじゃんね。
「じゃあ、なんで吏仁は金額関係なく買ってくれたの…?吏仁は何者…?」
「何者ってな…。俺はただ数店舗あるうちの一つを任されてるだけだっつーの」
「それって、店長的な…?」
「あぁ、そんな感じだな」
そっか。そういうことか。てか、吏仁ってなんの仕事してるんだろう?思えば私、なにも知らないよね。って、昨日会ったばかりなんだから当たり前なんだけどさ。