知らない貴方と、蜜月旅行
とは言っても、いつまでも、ここにいるわけにはいかない。クラクラする体をなんとか起こすと、ゆっくりとドアを開けた。
「あ。蒼井さん!」
「なんだよ、うっせーな。コンビニ行け、つってんだろうが」
「違う違う!女の子!」
「あ?」
ひっ!!見つかった!!…って、私がドアを開けたんだから当たり前なんだけど。
ドアの向こう側には、二人の男がいて、最初に目が合った男は、私の顔を見るなり笑顔になった。
子犬とまでは、いかないけれど、どことなく、人懐こそうなイメージに受け取れた。
反対にもう一人の男のほうは、取っ付きにくそうなイメージ。咥えタバコをして、目付きも鋭くて、粗相したらとんでもない説教が待っていそうな感じ…。
でも、この二人が拾ってくれたんだよね…。と、言っても、きっと拾ってくれたのは、人懐こそうな男な気がする。
だって、この目付きの悪い男のほうは、口も悪いし…。どう見ても良い人には見えないんだよなぁ。
「あー、やっと起きたか」
目付きの悪い男は、吸ってたタバコを吐くと、灰皿に押し付け、火を消した。まだ、付けたばかりのように見えたんだけど…。
「あ。蒼井さん!」
「なんだよ、うっせーな。コンビニ行け、つってんだろうが」
「違う違う!女の子!」
「あ?」
ひっ!!見つかった!!…って、私がドアを開けたんだから当たり前なんだけど。
ドアの向こう側には、二人の男がいて、最初に目が合った男は、私の顔を見るなり笑顔になった。
子犬とまでは、いかないけれど、どことなく、人懐こそうなイメージに受け取れた。
反対にもう一人の男のほうは、取っ付きにくそうなイメージ。咥えタバコをして、目付きも鋭くて、粗相したらとんでもない説教が待っていそうな感じ…。
でも、この二人が拾ってくれたんだよね…。と、言っても、きっと拾ってくれたのは、人懐こそうな男な気がする。
だって、この目付きの悪い男のほうは、口も悪いし…。どう見ても良い人には見えないんだよなぁ。
「あー、やっと起きたか」
目付きの悪い男は、吸ってたタバコを吐くと、灰皿に押し付け、火を消した。まだ、付けたばかりのように見えたんだけど…。