Green eyed monster《悲しみに、こんにちは 例外編》
そう、確かにこの男と俺 入家 皐月が
入家 さくらと芹沢 ユズキたちのように
互いを認め合うような柔和な関係ではない。
やはり俺はこの男を受け入れることは出来ない。
しかし、この長門春海という男が誰よりもユズキ 先輩を理解している
というより、そっくりなのだ
もちろん容姿ではなく……
「どうすれば、ユズキ先輩は俺を赦しますか?」
「馬鹿かっ!その程度の わがままなんて
普通、1人で、どうにかするもんなんだよ!」
そう、他人の離し方も……
「ワガママ?」
「ああ、あんな面倒くさい女に惚れたんなら、
そんな先回りして悲しむなよ
もうあきらめんのかよ
素直に喜べよ」
そう、他人の捉え方も……そっくりなんだ。