お日さまの笑顔に導かれ
そのままじっと見つめられた
「陽菜、俺を太陽の変わりでも何でも言いから好きになれよ」
「‥‥‥え」
「俺はお前を守るよ、絶対」
「っ‥‥やだっ、」
いきなりTシャツの中に手を入れようとした夏希ちゃん
「どうして、やだっ、夏希ちゃん!」
「俺はお前のお兄ちゃんじゃない。陽菜をずっと1人の女としてみてた‥」
「やーっ!!やだっ、やだっ‥夏希ちゃん!夏希ちゃんと太陽は違う!代わりなんかじゃない!」
そう口にすると、夏希ちゃんはぴたっと止まってあたしから離れた。
「わりっ‥‥俺、マジ最悪。」
「っ、う‥‥」
「ごめん、‥‥さっき陽菜、片桐と話してただろ?それ見たら、なんか陽菜を取られた気がして‥‥情けねえ、まじ最低」
「夏希ちゃんのバカ‥‥」
「本当にわりぃ‥まじごめん」
夏希ちゃんがあたしを好きなのは知ってた。太陽と付き合う前に1度気持ちだけ伝えたいって言って言われてたから。
太陽が居たときはこんなことになるなんてあり得なかったのにね‥
「っ‥‥やだぁ」
「ごめん本当に。許してもらえるなんて思ってない。マジ、ごめん」
そう言って席を立った