お日さまの笑顔に導かれ


奏太はびっくりした表情のあとニカッて笑った


「がんばるよ!」


「‥‥うん」


屋上には、あたしと奏太と太陽。なぜだかここがすごく心地いい。


チャイムが鳴って少ししたらまた冬夜がきた。


「冬夜」


奏太が呼んだのに冬夜はなぜかあたしの前まできて手を掴んだ。


「ちょっ‥‥冬夜!?」


冬夜は黙ったまま、歩き続けた。


うちの学校には授業棟、理科棟の2つがあって理科棟はつかわない教室が多くある。そのなかに防音になっている教室が2つある。冬夜はそこに入った


「冬夜?」


冬夜ははっと気付き手をはなした。


「わりっ‥なんでだろ‥」


「大丈夫?」


「‥いや、うん」


冬夜はどうしようといった表情をしていた。


「冬夜っ!少し話そうよ!野球のはなし聞きたい!」


初めて冬夜との沈黙が苦しいと思った


「あ‥あぁ、」


「奏太キャッチャーになるんでしょ?」
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