お日さまの笑顔に導かれ
「お待たせー‥‥」
あたしは成り行きでそのまま奈々実ちゃんと話をしてた。
「あ‥冬夜、奏太」
「‥‥‥」
冬夜が陽菜ちゃんを見て固まってる。
「‥‥え、冬夜くん?」
「なんで奈々実が‥」
よくわからない展開になっているのを奏太が耳元で説明してくれた。
「冬夜の元カノなんだよ奈々実は。」
実は冬夜面食いだなーなんて思っていたら奏太に手を引かれてあたしは教室を出て行った。
「え、いいの?」
「んー‥いいんじゃない?」
「‥‥冬夜はまだ奈々実ちゃんのこと好きなの?」
「それはない、けど」
奏太はそのままチャリ置き場についたのでチャリの鍵を外した。
「奈々実は冬夜のこと好きだと思うよ。同じクラスで話もしなかったのに、陽菜と奈々実が一緒にいてビックリしたんじゃん。奈々実も陽菜と俺らが友達でビックリしてると思う。」
「2人にして大丈夫だったのかな」
「大丈夫だろー‥ダメならすぐ別れて追いかけてくるだろ」
「そうかな‥」
「まあ、冬夜をあそこに置いてきたのはお前て2人になりたかったからだけどな」
「‥‥‥え?」
奏太をみて止まっていると、奏太がぷって笑った。
「かたまんなよ」笑