お日さまの笑顔に導かれ
「太陽のキャッチャーの道具。使わして欲しいんだ‥太陽の家族はいいって言ってくれてんだけど」
「なんであたしに‥」
「んー、太陽のやつ俺がつかったらいやかなって思って」
太陽の道具なんて太陽が生きてるときですら見たことないし‥一緒に居るとき野球の話はしないようにしてくれてたし‥
あたし、野球くわしくないから
「あたしの許可はいらないよ‥太陽あたしに野球の話しなかったし」
「いや‥、太陽の道具使えば‥俺と冬夜と太陽で陽菜を甲子園につれてけるだろ。」
奏太の気持ちが嬉しかった。冬夜も奏太もあたしを気づかってくれてるのがすごいわかったから。
「‥‥ありがと」
嬉しかった。ただそれしか当てはまらない。
「おい!」
ちょうど話が終わると冬夜がきた。
「おいてくなよバカっ」
「あれ、奈々実は?」
「帰ったよ」
「おくってかねーの」
冬夜はあたしをちらっとみた
「いーの。それより早くいくぞ!暗くなる」
しばらく歩いて着いたのはあの公園。